歩き方、座り方、立ち方は仕事と生活の環境・習慣づくり。

立つ座るの所作できれいな姿勢ができます。

立ち仕事で腰痛を訴えて来る方も多くみられます。特別な重労働ではなくても立ち仕事をすると腰痛や足のしびれが出る方が多く、慢性的には坐骨神経炎やヘルニアになります。これも、立ち方座り方を直し歩き方を指導すると症状がだいぶ軽減します。
こちらの記事内容についての詳細なレクチャーを動画で紹介しています
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四股を踏もう。支える筋肉と作業する筋肉

リハビリに四股を踏みましょうか、と言うと、皆さん「え! しこ、お相撲さんの」とビックリされますが、四股は理想的なリハビリ運動です。考えてみましょう、相撲取りがあの巨体を丸い土俵の上で躍らせる、あのバネはどこから来るのか。四股でつくられるバランス能力はすばらしいと思いませんか。
動画でも四股踏みのメソッドを紹介しています

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スペシャリストとアマチュアの違い

僕自身をスペシャリストなどと言うのはおこがましいのですが、ちかごろ色々の名称の民間医療やケアの分野で、嘘つきスペシャリストがとっても多いので、あえて一言。

施術をするとき、一番大事なことは患者さんのリスクを減らすことです。患者さんのリスクを減らすことが自分のリスクを減らすことになると考えています。「うちは、何でも治りますよ」なんて言っている所は最悪です。「あそこの先生は何でも治す」なんて言われはじめたら、そうとうに注意が必要です。 … 続きを読む

治療だけではなくコミュニケーションとしての操体法

自分の体とコミュニケーションすることが大事です。僕は毎日ではありませんが「今日は体硬いな」「疲れているかな」と思うと自分で操体法をします。朝のふとんの中でも、仕事の合間にもできます。操体法の良いところは、自分でできるってことです。先生に押さえてもらわないと出来ないよ、という方もいますが。僕は枕を押すように使って「楽な方に」力を入れたり、なれてくると押さえられているような気持ちで動かしたりして自分でやっています。 … 続きを読む

人間型ロボットに出来ない「代償運動」

2050年にはロボット対人間のワールドカップを目指してなんて聞きますが、目下のところ人が出来てロボットに出来ないことは「代償運動」作用です。

「代償運動」は字のとおり代わりに動かす運動のこと。体のどこかが故障したら、たとえば、右膝がけがをして動かしにくくなっても体全体でバランスをとって走ったり、歩いたり、杖を使って移動したりすること。これが人はとっても上手です。

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操体法って知ってますか?

仙台市におられた橋本敬三先生が色々な民族医学や東洋医学を学んで編み出したのが、操体法と呼ぶ運動療法です。

治療の原理はとても簡単、動画を見ながら是非お試しください。「楽な方向を探して体を動かそう」ということだけ。動画の順番でやっていくと驚くように関節や筋肉のこわばりがとれます。初めて治療を受ける方は「え、なんで……おもしろい」とだいたいの方が言われます。

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暮らしとからだ

私たちのいまの暮らしは、昔に比べると、ずいぶん便利に、ラクに、豊かになりました。家電製品やモビリティの発達で身体の負担は軽減し、仕事も分業化されて、生活動作が単純化してきています。スマホやパソコンを長時間操作して、身体を使わないといった状況も見られます。

そのような暮らしの中では、知らず知らずのうちに、私たちの身体が日々歪んでいく傾向があるように思います。便利さや豊かさが、生活の中で偏ってバランスを崩してしまった姿勢や動作を「自然に治す」機会を、失うことにつながっているのではないでしょうか。

つい最近まで、3世代くらい前までの私たちの生活は、朝起きて水を汲み、薪を割り、火を焚き、炊事・掃除・洗濯をし、仕事や学校に行くときは歩きました。すべての生活動作は、家電や機械ではなく、人の力が中心でした。それは家族のみんなで分担しなければ一軒の家を維持できないほど、身体を動かす暮らし方でもありました。

そのころは、歩く道路も凸凹、掃除もハタキかけから始まり箒で掃き出しと、一日中全身をくまなく使っていましたので、身体は自然と元のバランスを回復することができたように思い返しています。

私たちは「便利さ・豊かさ」を享受する代償に、かなり意識して生活しないと、身体の歪みや偏りが強くなってしまう時代に生きています。「便利さ・豊かさ」のマイナス面での影響にしっかりと眼を向け、身体のケアはどうあるべきかを考え、日々実践することが大切と思います。