第一手指基節骨炎、ベンネット関節炎を予防する指の使い方。

手の親指の基節骨炎や手首に近いベンネット関節炎を訴える方も多くみられます。左右どちらの手にも症状が出ますが利き手に多いようです。さて診察するうちに気が付いたのですが基節骨炎になる患者さんは基節骨炎になりやすい指先の使い方をしている特徴があります。
親指と人差し指でOKマークを作ってみましょう。指先をくっつけて丸に近い形ができる人は親指の短拇指外転筋から短拇指内転筋まで同じように筋肉の張りを触ることができます。ところが、OKマークが丸ではなく涙型になる方は短拇指外転筋が緊張できず張りを触ることができません。
たったこれだけの違いですが日常的に物をつかむ動作を繰り返していると、丸いOKマークを作れる指先の使い方では基節骨炎になりにくく、涙目型OKマークの使い方では基節骨炎になりやすいという違いがあります。皆様是非お試しください。

能狂言師舞台型歩行リハビリ指導。

変形性股関節症や足関節捻挫の後遺障害で歩行痛を訴える方は多くみられます。普段の歩行リハビリではいわゆる西洋式の歩き方、骨盤を左右に捻ることで上半身と下半身を左右にねじり歩幅を広くする歩行リハビリを指導していましたが、変形性股関節症などでは股関節に負担がかかり歩くことに苦痛を感じ、慢性的な足関節捻挫症ではつま先で地面をける力が弱いために不安定感がかえって増すように見受けられます。
そこで能狂言師の舞台歩行のように立位姿勢で始めに膝を軽く曲げ、膝から下を前に振り進めるような歩き方(踵から踏み出しつま先を上げる動作は同じです)を試していただいたところ股関節や足首の負担が無く歩けることがわかりました。二足歩行型ロボットをイメージしてくださると理解できるかと思います。二足歩行型ロボットは能狂言師の舞台歩行と同じように軽く膝を曲げ歩きます。そのことにより骨盤部分を左右にねじる動きを抑え又体の上下動も抑えます。歩幅は広くなりませんが特に物を持ち上げながら歩くときなど安定します。また視覚障害の方が足裏で探るように歩く際にも安定した姿勢が保ちやすいことも確認しました。
歩行リハビリも「歩幅を広く早足で」の一辺倒ではなく日本的な歩行も試してはいかがでしょうか。

保険外自費診療のご案内

当院では、『保険適用外』 の 『健康維持・体調改善のための自由診療』 も行なっています。

【こんな方におすすめです】

  • 近頃、疲労感が抜けない。
  • 痛くはないけれど、なんとなく全身がだるい、重い。
  • 体の動きが、スムーズでない。
  • 体のバランスが、良くない気がする。
  • 猫背、O脚、X脚が気になっている。
  • 妊娠中で腰がきつい。
  • 出産後で骨盤を調整したい。
  • 体がぼやっとしているので、すっきりさせたい。

【診療内容】

当院の特長である『操体法』を基本に、マッサージやストレッチを適切に組み合わせて、体調、バランスを、心地よく回復させます。合わせて、自分一人でもできる、日常の生活動作の改善方法もご指導いたします。

【料金設定】

  • 基本コース 1回(40分) 4,000円
  • 割引コース 2回(各30分)5,000円

施術メニュー

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電話:04-7093-3199(竹栄接骨療院)